3DCG

Zbrushインストール後に何をする?

ワニ助

適当にボタン押してたら、オブジェクトが無限に複製されてしまった…

ペン先生

Zbrushは元々2.5Dソフトとして開発された名残で、初期設定のまま操作すると、そうなるんだ。インストール後に3Dモードに変更する必要があるよ。

ワニ助

えっ、そうなんですか?!インストール後の設定を教えてください!

ペン先生

よし、今回はインストール直後に覚えておくべきことを説明していくよ!

ライトボックス

ライトボックスとは、Zbrush起動後の画面の左上(赤枠部分)にある、デフォルトでオブジェクトのプリセットが格納されている場所のことです。

作品を制作するときは、ここのライトボックスから任意のオブジェクトを選択し、スカルプトしていくようにしましょう。

3Dモードへの切り替え

ワニ助

そうそう、さっきライトボックスからオブジェクトを選択したんですよ。そしたら無限に犬が画面上に出現して…

ペン先生

それは初期状態のまま、ライトボックスからオブジェクトを選択して、そのまま画面上でドラッグをしたからだね。まずはCtrl+Nでオブジェクトを消去しよう!

そして、1体だけ任意のオブジェクトを画面上に配置します。

その後、ライトボックスの2つ右にある「Edit」というボタンを1回押します。

Editボタンがハイライトの状態になったら、3Dモードになっているということです。この状態で操作を続けましょう。基本的に、デフォルトでEditボタンはOnでもいいと思うくらいです。

拡張子 ZPRとZTLの違い

Zbrushのデータの種類には、ZPRとZTLの2つがあります。

ZPRはブラシ設定やスカルプト履歴、ライト・マテリアル情報といった全ての情報を1つのファイルにまとめた形式です。

一方ZTLは、3Dオブジェクト情報(形と色)のみを保存する形式です。つまり、ZTLにはブラシ設定やライト・マテリアル情報は含まれない為、ファイル容量は軽い。

仕事ではなるべく軽いデータをお渡しする方がよいので、原則ZTL形式データを使用します。

英語版だとプリセットの箇所に「Project」と「Tool」がありますが、前者がZPRで後者がZTLのデータになってます。

ファイルの保存・呼び出し方法

ZTLで保存する場合は、画面右上の「Tool」にある「Save as」を選択し、ファイル形式が「All tool files」となっている状態で、任意のファイル名を入力して保存ボタンを押すと自動的にZTL形式で保存されます。

次に、保存したZTLファイルを呼び出す場合は、「Save as」左隣の「Load tool」をクリックする。そうすると保存したZTLファイル一覧が表示されるので、選択して開くボタンを押すと読み込まれます。

ペン先生

因みに、あまり使わないけどZPR形式で保存/読み込みする場合は、「File」の中の「Open/Save as」ボタンを使用するよ!

そして、ZPR形式でスカルプト履歴を残したい場合は、同じく「File」の「File history」から行うことが出来ます。

以上、Zbrushインストール後に覚えておくべきことでした!