3DCG

【Zbrush】ストロークの使い方

ワニ助

ブラシは分かったけど、その下にあるストロークの使い方が分からない…

ペン先生

ストロークはブラシによってデフォルトの設定が違うんだ。今回はストロークに関して見ていこう!

Dots

DotsはStandardブラシのデフォルトのストロークでもあり、使用頻度が高いです。

DragRect

DragRectは、上述のDotsを線ではなく点で表現するストロークです。ドラッグすると線が引かれるのではなく、点の大きさが変化します。

DragRectはAlphaと組み合わせて使うことが多いです。

Alphaはデフォルトの白黒画像を用いて凹凸を形成する方法のことです。

インポートから画像を読み込んで使用することも出来ます。

FreeHand

FreeHandは、ClayBuildupブラシのデフォルトのストロークであり、使用頻度が高いです。

FreeHandの機能は上述のDotsとほぼ同じです。Dotsは点を繋げていったような線を表現しますが、FreeHandはDotsよりも滑らかな線が引けます。

Spray

Sprayは小さい粒をバラまいていくときに使用します。DragRectの点を同時に複数発生させるものというイメージです。

広範囲にわたって凹凸を表現したいときに使用します。

DragDot

DragDotはDots一つ一つを好きな大きさで配置していくもので、使用頻度はそれほど多くありません。

ペン先生

使用頻度は、Dots/FreeHandが一番よく使うよ!次いで Spray → DragRectという順かな。

ストロークの設定(Zsub/Z intensity/シンメトリー)

次に赤枠で囲った「Zadd/Zsub」の部分を見てみましょう。デフォルトでは「Zadd」がハイライトされています。Zaddは、ストロークで線を引いた部分が盛り上がるという設定です。一方、Zsubは、逆に線を引いた部分が凹む設定です。ZaddとZsubの切り替えはAltボタンで行います

その下の「Z強度(=Z intensity)」はストローク時の盛り上がり(盛り下がり)の度合いです。数値が大きいほど盛り上がり(盛り下がり)の度合いは大きくなります。

普段、Z intensityは20~30の強度で設定しています。Standardブラシだと40程度に設定することもあります。

さらに、造形は基本的にシンメトリー(左右対称)状態で作業することが多いので、そちらの操作方法も覚えておいた方がよいでしょう。

以下にストロークのショートカットを整理します。

  • Z intensity:U
  • ブラシサイズ変更:S
  • シンメトリー状態にする:X

上記のショートカットを覚えれば、強度・サイズを変更する度に目線を上下する必要がなく、ビューポート上で操作出来るので作業効率が上がります。

シンメトリー状態にするには上述のショートカットが便利ですが、赤枠の「トランスフォーム」から「シンメトリ有効(Active Symmetry)」を選択することで同様の処理が出来ます。通常はX軸対称に設定がなっていますが、こちらの方法では、Y軸対称やZ軸対称等も選択可能です。

他にも、Focal Shift(焦点移動)といってボカシ処理を施すこともできます。

今回は以上です。