イラスト

【初心者向け】イラスト上達法

絵を描き始めたけど、練習法が分からない!

神絵師みたいなイラスト描けるようになりたいけど、一体何から始めればいいの?

やみくもにイラストを描いてるけど、このやり方で本当に上手くなってるのか不安…

この記事を読めば、このような悩み・不安を解消できます!

  • イラスト上達法
    • デッサン
    • 模写
    • クロッキー
    • トレース
    • オリジナル制作

イラスト上達法

イラストの上達法には、大きくデッサン、模写、クロッキー、トレース、オリジナル制作に分けられます。

同じ「描く」という行為ですが、それぞれ異なります。

以下では一つ一つ詳しく見ていきます。

デッサン

まずはデッサンです。

デッサンとは、物体の立体や明暗を平面のキャンバスへ正確に描写することです。

この「正確に」の精度が、他の練習法とはレベルが異なり、本物の物体より1ミリでもずれていたら「いいデッサン」とは言いません。

では、正確にデッサンするために必要な能力は何でしょうか?

「正確に描く力じゃないの?」

いえ、その正確に描くために必要な力を聞いているのです。

答えは、「正確に『観る』力です」。

全体の頭・胴体・脚の比率はどうなっているか?

ここの線は全体のどの位置を通過しているか?

このように対象物を正確に「観る」力を養うのがデッサンという練習法です。

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模写

次に、模写です。

模写は、デッサンで描いた正確なイラストから「線画」という現代のアニメーション・漫画・イラストの主流制作方法へ転換する際の線や陰影の省略方法を学ぶ練習法です。

中世の宗教画と、現代の漫画・アニメのイラストの特徴は全然違います。

これは、現代の漫画・アニメのイラストは、所謂「デフォルメ」された絵であるからです。

「本物らしさ」を失うことなく、特徴を捉えて線でイラストを描く手法を習得するのが模写という練習法です。

まずは好きなイラストレーター、漫画家、アニメーターの方の画集などを手に取り、模写してみるといい練習になるでしょう。https://www.amazon.co.jp/%E9%89%9B%E7%AD%86%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%81%8D%E3%80%8D-%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8F%E3%80%81%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%8F%E3%80%81%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%83%BC%E3%82%80/dp/4798614211/ref=zg_bs_538560_16?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=F97C6W3F109W42FQPC50

クロッキー

クロッキーとは、デッサンをより速く行う練習法です。

「30秒ドローイング」「10分ドローイング」など色々ありますが、それくらい短時間で特徴を捉えて素早く描く練習法です。

ですが、これはデッサンで培った「観る力」が要求されますので、レベルの高い練習法です。

基礎はデッサンであり、「観る力」を培う前に素早く描こうとクロッキーを繰り返すことはオススメしません!

量を描くために効果的なクロッキーですが、まずは地道なデッサンから練習してみてください。

トレース

次にトレースです。

トレースは、パクリとは違います。

パクリは他人の作品を丸々真似することであり、これは絶対やってはいけない行為です。

それでは、トレースとはどんな練習法なのでしょうか?

具体例を使って説明しましょう。

例えば、目標とする神絵師がいたとします。

この神絵師の手の描き方真似してみたいけど、中々同じようには描けません。

そこで、登場するのがトレースです。

神絵師の手の上に薄い紙を載せ、そのまんまなぞるのです。

そうすると、神絵師の描き方・線の動かし方を学ぶことが出来ます。

「思っていたよりも角度をつけて描いてるんだな…」などの発見があります。

そのような「気付き」を蓄積していけば、いつか神絵師のようなイラストが描けるかもしれませんね!

オリジナル制作

最後に、オリジナル制作です。

デッサンもたくさんやった、神絵師の画集の模写もしたし、クロッキーもたくさん描いた、苦手な部分はトレースで克服した…これだけやって、さあオリジナル制作だ!と描き始めたものの、上手く描けない・描きたいイメージ通りに描けないことはよくあります。

これは、描き方を理解していないから、描けないのです。

どういうことでしょうか?

例えば、数学の問題で置き換えてみましょう。

問題集でやったことのある問題は、同じ問題がテストに出てくれば解くことが出来ます。

しかし、ちょっと問題文が変えられた応用問題となると、途端に解けなくなることはありませんか?

これは、問題の解き方の本質を理解していないから解けないのです。

これをイラストに当てはめるとどうなるでしょう。

デッサンや模写、クロッキーは対象物を見ながら描くので、極端な話、描き方を理解していなくても真似すれば描けてしまいます。

しかし、オリジナル制作では、そうはいきません。

目と口は顔のこの辺りの位置にあるから、斜め35度を向くと左側にある目と口はこの辺りにないとおかしい…など、人体や動物、背景の構造をしっかりと理解していないとオリジナル制作は描けません。

オリジナル制作は所謂、創作活動であり、非常に楽しいものです。

中々始めから描くのは難しいですが、上述した練習法で練習し、いつかオリジナル制作に挑戦してみてください!